西・東日本に寒暖の波

年賀状の発行枚数が2003年の約44億枚をピークに減り続け今年は16億枚、この20年でなんと64%の減少となっています。その要因はなんといってもSNSの普及でしょう。そんな年賀状ですが送りそびれてしまった時など、“寒中お見舞い”でご挨拶をすることがありますね。立春(2/4)までの“寒中”に相手の健康を思いやりながら近況を報告する、いかにも日本的な慣習の一つと言えるでしょう。さて、週明けの15日(月)から週半ばにかけて北日本中心に強い寒気が流れ込む見込みです。寒中らしい冷え込みとなり、ここまで降雪量の少なかった東・北日本の日本海側で大雪となるおそれがあります。ただ、冬型は長続きすることなく、週の後半には西日本や東日本の太平洋側を中心に暖かな空気に覆われる見通しです。

平均気温の傾向(1/13~2/12)

15日から17日にかけて全国的に平年を下回る寒さとなりますが、上空の寒気は居座ることなく週後半には西日本中心に暖かい空気が流れ込むでしょう。2月上旬にかけて強い寒気の南下は例年より少なく、西・東日本の暖冬傾向が続く見通しです。

降水量の傾向(1/13~2/12)

西日本や沖縄奄美、東日本太平洋側では、本州南海上の高気圧に覆われて晴れる日が例年より多く、降水量は平年より少なくなる見込みです。北日本や東日本日本海側は冬型気圧配置やその前後に通過する気圧の谷の影響で、降水量はほぼ平年並みとなるでしょう。

(気象予報士:ファーマー)

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