北国に本格的な冬到来

今月1日、北海道・十勝の陸別町など夜空にオーロラが出現し話題となりました。肉眼で見えたのはおよそ20年ぶりの出来事だったそうです。この陸別町は「日本一寒い町」としても知られていて、2000年冬にはなんと-33.2℃を記録しています。一方、夏はとても暑くなることがあり2019年に37.8℃を記録しました。その差はなんと71℃。ちょっとビックリの寒暖差です。さて最新の予報では「冷たい北日本と暖かい西・東日本」のコントラストが際立つと予想されています。宇宙からみた年末の日本列島は、北半分が白く南は茶色っぽく見える…かもしれませんね。

平均気温の傾向(12/9~1/8)

12月中旬は北日本上空に数日の周期で強い寒気が流れ込む見込みです。冬型気圧配置が続いて日本海側では曇りや雪、また晴れる太平洋側も夜間を中心に冷え込みが強いため、気温はともに平年を下回る見通しです。その他の地方では寒気の南下が長続きしないため、この時季としては比較的暖かな日が多くなるでしょう。

降水量の傾向(12/9~1/8)

12日から18日頃にかけて、低気圧が発達しながら次々と本州付近を通過する見込みです。そのため西・東日本では降水量が平年より多くなるでしょう。また、北日本の日本海側では強い冬型気圧配置による降雪量が多くなる見込みです。

(気象予報士:ファーマー)

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