台風通過後も暑さ厳しい

台風6号は沖縄・奄美周辺で変則的な進路を辿った後、ゆっくりとした速度で九州西海上を北上しました。数日にわたって湿った空気が流れ込み続けたため、沖縄や九州・四国の太平洋側では記録的な大雨となりました。また、日本海側ではフェーン現象による顕著な高温となるなど、上陸はなかったですが広範囲に大きな影響を及ぼしました。現在台風7号が本州に接近しており、週明けには今年最初の上陸台風となる可能性が高まっています。

平均気温の傾向(8/12~9/11)

台風7号は今のところ近畿地方を中心とした地域に上陸、その後日本海に抜けるものとみられ、15・16日頃は北陸地方で再びフェーン現象による顕著な高温が予想されます。予報期間の2週目(19〜25日)は高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みで、加えて例年よりも暖かい空気に覆われるため、全国的に高めで推移すると見られます。予報期間後半も高温傾向が残る見通しです。

降水量の傾向(8/12~9/11)

14〜16日は、台風の影響で紀伊半島や四国山地の南東斜面を中心に所々で大雨となる恐れがあります。その後は太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みですが、下旬にかけて東日本では高気圧縁辺の湿った空気の影響を受けやすく、また北日本は前線や気圧の谷が周期的に通過するため、それぞれ降水量は例年よりやや多くなる見通しです。

(気象予報士:ファーマー)

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