記録的な暑さ

太平洋高気圧の勢力が非常に強まっています。気象庁の観測地点941か所中、7月26日は226、27日は251地点で最高気温が35℃以上(猛暑日)となるなど、広い範囲で厳しい暑さが続いています。7月の東京の猛暑日数は28日時点で10回を数え、過去の記録(7回)を更新中です。また、相次いで発生した台風5・6号は、強力な高気圧に行く手を阻まれ本州に近づくことができない状況となっています。この記録的な暑さは8月第1週にかけて続く見通しです。

平均気温の傾向_7月29日~8月28日

気象庁が発表した「高温に関する早期天候情報」によると、8月2日頃から5日間の平均気温が平年よりかなり高くなると予想されています。なお、8月第2週以降は高気圧の勢力が徐々に後退しはじめ、猛暑はいったん治まるでしょう。気温は平年並みに落ち着く見込みです。

降水量の傾向_7月29日~8月28日

期間前半は、太平洋高気圧縁辺の湿った気流の影響を受ける北日本と沖縄・奄美でやや多くなる見込みです。なお、南海上の海面水温が平年より高くなってきており、熱帯低気圧や台風が発生・発達しやすい状況となる見込みです。高気圧の勢力がやや弱まることが予想される期間後半は、西日本を中心に台風が接近し降水量が多くなる可能性があります。

(気象予報士:ファーマー)

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