ダブル高気圧で猛暑に

今週は九州や山陰、北陸で大雨となる一方で、西・東日本の太平洋側では強い日差しや暖かい空気の流入によって蒸し暑い日が多くなりました。12日には東京・八王子で最高気温39.1℃を記録し、今年の全国の最高気温を更新しています。この先は太平洋高気圧に加えてチベット高気圧も日本付近に張り出しを強め、典型的な猛暑パターンとなりそうです。

平均気温の傾向(7月15日~8月14日)

向こう1ヶ月(7月15日~8月14日)は全国的に暖かい空気に覆われやすく、高温傾向となるでしょう。特に西~北日本では来週にかけて、南西諸島や九州南部では月末にかけて気温がかなり高くなる見込みです。体温を上回るほどの危険な暑さが予想されますので、こまめに水分・塩分を補給し熱中症にご注意ください。

降水量の傾向(7月15日~8月14日)

向こう1ヶ月は日本の南海上にある太平洋高気圧が北に張り出しを強めるため、梅雨前線が押し上げられる見込みです。前線や湿った空気の影響を受けやすい北陸や北日本では多雨傾向となるでしょう。梅雨末期の大雨に警戒してください。一方、その他の地域では高気圧に覆われて晴れる日が多くなる見込みです。九州から関東甲信にかけては梅雨明け間近となりそうですが、日中の昇温や上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となる日が増えてきますので、突然の雷雨にご注意ください。

(気象予報士:きっしー)

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