本格的な梅雨モードへ

太平洋高気圧が南海上で徐々に勢力を強めています。そのため7月上旬にかけて、梅雨前線が北上し本州南岸に停滞する日が多くなる見込みです。沖縄・奄美の梅雨明けが近づいていますが、本州では本格的な梅雨シーズンに入ります。毎年のように土砂災害や浸水害などが発生するこの時期、大雨への備えを欠かすことができません。

平均気温の傾向(6/24~7/23)

日本列島は暖かな空気に覆われやすくなる見通しで、全国的に平年より高い予想となっています。このところ朝晩の涼しい日が続いていますが、太平洋高気圧の張出しとともに蒸し暑さが増してくる見込みです。寝苦しい夜が多くなるこれからの季節、十分な睡眠時間をとるように心がけましょう。

降水量の傾向(6/24~7/23)

梅雨入り直後に西・東日本で線状降水帯情報が相次ぎ、また先日は奄美地方で記録的な大雨となりました。今年の梅雨は局地的に激しい雨となる傾向が見られます。この先1ヶ月は平年並みの降水量予想となっていますが、7月は集中豪雨の発生リスクが最も高まる時期と言えます。油断することなく気象情報や地域の防災情報をこまめにチェックすることが大切です。

(気象予報士:ファーマー)

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