台風2号が来週半ば(5/31前後)にも沖縄の南方海上に達する見込みです。その後の進路はまだはっきりとしませんが、5月としては異例の「猛烈な」勢力に発達しています。6月上旬にかけて台風のもたらす多量の暖湿気が、本州の天候に影響を及ぼすことが考えられ、西日本の「梅雨入り」が早まる可能性があります。
期間の初めは台風2号による暖気の影響で、全般的に気温は高めで推移する見通しです。台風の進路によってその後の天気傾向が異なるため予報の精度は低い状況ですが、期間全体では本州でやや高め、沖縄・奄美で平年並みとなる見込みです。
本州付近に前線が発生し、台風2号がもたらす暖湿気によって活発化する可能性があります。そのため、期間の初めは西・東日本で降水量がやや多くなる見込みです。台風の勢力や進路によっては大雨となる恐れもあり注意が必要です。台風の影響がなくなる6月2週目はいったん天気は回復する見込みですが、中旬からは西・東日本で曇りや雨の日が多くなるでしょう。
(気象予報士:きっしー)