初夏の暖気と冬の寒気がぶつかりあい、日本海の低気圧が急激に発達して大荒れの天気となることがあります。この時期にしばしば発生するこの現象は「メイストーム」と呼ばれており、通過後には寒気を引き込んで北日本の山々に雪を降らせることも珍しくありません。来週(4/24~30)は強い寒気の南下が予想されています。気温の低下とともに、低気圧の動向にも注意が必要です。
大陸の冷たい空気をもった高気圧が周期的に張り出すため、期間の初めは全国的に平年を下回るでしょう。GW前半は寒気の影響が残りますが、後半は次第に平年並みに戻る見込みです。沖縄・奄美は太平洋高気圧の圏内で晴れる日が多くやや高めとなるでしょう。
期間の初め、西日本・東日本では気圧の谷の影響により周期的に天気が崩れる見通しです。そのため、GW前半にかけては平年よりやや多いでしょう。低気圧や寒気の影響を受ける北日本の日本海側も、降水量はやや多くなる見込みです。
(気象予報士:きっしー)