3月21日は二十四節気の春分(しゅんぶん)。昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日の3日前から7日間を春の彼岸と言います。通常この頃から桜が咲き始めますが、今年はすでに東京、神奈川、岐阜、愛知、埼玉、京都、高知、山梨などで何れも平年より5~10日早く開花の便りが届きました。今後も各地の開花ペースは早いと予想されますが、雨の日も多くなりそうです。
向こう1ヶ月(3/18~4/17)は日本付近への寒気の流れ込みが弱く、また、日本の南に高気圧が張り出すため、本州付近は暖かい空気が流れ込みやすいでしょう。そのため、全国的に高温傾向で3月下旬は各地で気温の高い日が多くなる見込みです。すでに各地で桜が咲き始めていますが、今後も早いペースで開花が進むでしょう。なお、融雪のペースも早まりますので引き続き融雪災害にご注意ください。
向こう1ヶ月は前線や低気圧の影響を受けやすいことから、関東以西や東北の太平洋側で多雨傾向となる見込みです。これから桜が見頃を迎える時期に入りますが、晴天でお花見を楽しめる日は少なくなる可能性があります。最新の気象情報を確認し、晴れる日に合わせて計画を立てておくと良さそうです。
(気象予報士:きっしー)