ここ数日の大雪により、東北地方の各地で積雪が3mを超え、福島県の只見では19日2時までの72時間降雪量が138cmを記録し昨冬までの2月の値を更新しました。この先1ヶ月(2/20~3/19)は寒さが一段落し、全国的に暖かい空気に覆われやすい見込みです。
2月中は北日本を中心に寒気の影響を受ける日がありますが、その後は全国的に高温傾向が続くでしょう。暖かい日が続くことで3月中旬には桜の便りが届くかもしれません。ただ、この頃までには東・北日本でスギ花粉の飛散量がピークを迎えますので花粉症の方は万全の対策が必要です。
冬型の気圧配置が長く続かないことから、日本海側では向こう1ヶ月は雪の日が少なくなるでしょう。一方、東・北日本の太平洋側は低気圧の影響を受けやすく多雨傾向となる見通しです。3月にかけて気温が高めで推移するため、積雪が多い地域では雪崩や落雪、融雪による洪水などに注意が必要です。
(気象予報士:きっしー)