今週は今シーズン一番の寒波により、日本海側や山沿いを中心に大雪となって群馬県みなかみ町藤原では2日間で積雪の深さが2mを超えました。また、新潟県の関越自動車道では大雪により一時1000台ほどの車が立ち往生し、12月18日18時の段階でまだ解消されていません。来週は北日本も含め冬型が緩む見通しですが、年末年始は再び強い寒気が流れ込み、厳しい寒さの年越しとなりそうです。
平均気温の傾向（12/19～1/18）
向こう1ヶ月（12/19～1/18）は強い寒気を運ぶシベリア高気圧が日本付近に張り出し、冬型の気圧配置が強まる見込みです。そのため沖縄・奄美地方を除いて低温傾向となるでしょう。特にクリスマス後は北日本を中心に強い寒気が流れ込みやすい状態が続き、年末年始は全国的に厳しい寒さとなりそうです。
降水量の傾向（12/19～1/18）
向こう1ヶ月は冬型の気圧配置となる日が多いことから、日本海側では雨や雪の日が多く、太平洋側は晴れて空気が乾燥する日が続く見通しです。日本海側は記録的な高温となった昨冬とは違い、大雪となる日が多い傾向となりますので、吹雪による交通障害や落雪、雪崩などに警戒してください。なお、沖縄・奄美地方は寒気の影響は受けにくいものの、気圧の谷や湿った空気の影響は受けやすいため、曇りや雨の日が多くなりそうです。
（気象予報士：きっしー）
