各地で猛烈な暑さが続いています。8月14日から18日にかけては5日間連続で猛暑日の地点数が200を超えました。これまで5日間連続で猛暑日地点数が200を超えた年はなく、観測史上初めてです。
23日は二十四節気の「処暑(しょしょ)」。暑さが和らぐ頃とされ、暦通りこの日は各地で一旦気温が下がるものの、来週以降も暑い日が続く見込みです。
この先は太平洋高気圧の日本付近への張り出しが弱まり、太平洋側を中心に南からの暖かく湿った空気が入りやすくなるでしょう。そのため、向こう1ヶ月(8/22~9/21)は全国的に高温傾向となり、西・東日本の太平洋側を中心に降水量が多くなりそうです。
8月末にかけて熱中症の危険性が高い状態が続くでしょう。無理せず冷房を使用し、外での活動はなるべく避けるなど体調管理に十分ご注意ください。9月に入っても各地で厳しい残暑が続きますが、朝晩は秋を感じる日が多くなりそうです。
今後、フィリピンの東海上から日本の南海上にかけて対流活動が活発になる予想になっており、台風が続々と発生する可能性があります。また、太平洋高気圧の中心が東に移動することで、台風が本州付近を通りやすくなり、日本付近の海面水温が例年より高いことから、台風が発達した状態を維持したまま日本に近づくおそれがあります。
(気象担当:きっしー)