今週は九州から近畿地方で梅雨明けが発表されましたが、いずれも平年より1週間以上遅い発表となりました。東日本や東北地方も今週末以降には梅雨明けする見込みで、いよいよ本格的な夏がやってきます。
夏の高気圧が勢力を強めるため、8月の平均気温は全国的に平年より高くなりそうです。各地で厳しい暑さとなり、特に沖縄・奄美地方や西・東日本は8月中頃にかけて危険な暑さとなる期間があるでしょう。熱中症で体調を崩さないようにお気を付けください。
北日本の日本海側は湿った空気の影響を受けやすく、向こう1ヶ月の降水量は平年並みか多い見込みです。来週末には前線に伴う活発な雨雲が流れ込み、大雨となる可能性があるため、今後の気象情報にご留意ください。
一方、西日本の太平洋側は晴れる日が多く、降水量は平年並みか少ない見込み。その他の地域はほぼ平年並みの予想となっています。
今年は停滞する梅雨前線の影響で長雨となった一方、台風の発生数はまだ2個と平年よりかなり少なく、平年では3.6個発生する7月も今年は1951年の統計開始以来初めて発生しませんでした。ただ、油断は禁物。南シナ海やフィリピンの東海上には台風の卵、熱帯低気圧が発生しています。8月は台風が発生する条件が整ってきますので、今後の動向に注意が必要です。
(きっしー)