西日本は気温が低く少雨傾向

九州南部を除いて西日本はまだ梅雨入りしておらず(6/14現在)、少雨状態が続いています。佐賀県の嘉瀬川ダムでは貯水率が過去最低を記録するなど、西日本の各地で取水制限が強化される可能性があります。この週末は前線や低気圧の影響で西日本もまとまった雨が予想されていますが、梅雨らしい天候はいつになるのでしょうか?向こう1ヶ月の予報について説明いたします。

平均気温の傾向(6/15~7/14)

降水量の傾向(6/15~7/14)

向こう1ヶ月(6/15~7/14)は気圧の谷や寒気の影響で西~東日本は平年より気温が低く、特に中国・四国・近畿地方は18日頃からの1週間は低温に関する異常天候早期警戒情報が発表されており、平年より平均気温がかなり低くなる見込みです。

また、1~2週目(6/15~6/28)は太平洋高気圧の勢力が弱く、梅雨前線は沖縄・奄美地方付近に停滞するでしょう。そのため西日本は前線の影響を受けにくく、降水量は平年並みか平年よりも少ない見込みです。

3~4週目(6/29~7/14)になると次第に太平洋高気圧の勢力が強まり、前線を北側に押し上げる見込みです。そのため西~北日本でも平年と同様に曇りや雨の日が多くなり、このタイミングでようやく西日本でも梅雨入りする可能性があります。また、沖縄・奄美では前線が北上することで暖かい空気に覆われ気温が上がるでしょう。梅雨が明けるのはこの時期かもしれません(平年の梅雨明けは沖縄は6/23頃、奄美は6/29頃)。

(きっしー)

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