急発達する低気圧の影響で、今週末は北日本を中心に大荒れの天気となる見込みです。その後、11月3日(月・祝)は一時的に冬型の気圧配置が強まり、全国的に冷え込むでしょう。本州の山々も雪化粧し、季節が一歩進みそうです。さて、来週7日(金)は二十四節気のひとつ「立冬」。暦の上では冬が始まりますが、今年はまだ本格的な寒さにはならない見通しです。最新の1ヶ月予報によると、11月前半の気温は全国的に平年より高めで、日中は上着がいらないほどの暖かさになる日もありそうです。来週後半からは、西日本や東日本で季節の歩みがスローダウン。冬の入り口の手前で、しばらく立ち止まることになりそうです。それでも朝晩の冷え込みは徐々に強まり、木々の葉に黄色や赤が目立ち始めます。時には立ち止まって、空を見上げてみてはいかがでしょうか。晩秋から初冬に向かう季節の歩みを感じることができるはずです。

平均気温の傾向(11/1~11/30)
11月3日(月・祝)は一時的に冬型の気圧配置が強まり、全国的に今シーズン一番の寒さとなるでしょう。その後は、冬型気圧配置が強まることがなく、第2週(11/8~15)は西日本を中心に、平年を大きく上回る日がある見込みです。

降水量の傾向(11/1~11/30)
発達した低気圧の影響で、11月1・2日は、全国的にまとまった量の雨が降り、太平洋側を中心に大雨となる可能性があります。その後も天気は周期的に変わる見込みで、期間全体の降水量は平年を上回る予想です。
(気象予報士:ファーマー)