10月も下旬に入り、秋がいっそう深まってきました。31日(金)はハロウィン。仮装をして街に繰り出す若者の姿も増えますが、このところ日没が早く夜はぐっと冷え込みます。屋外でのイベントでは、しっかりと防寒対策をしたいところです。さて、北海道の上空には冬の寒気が入り始め、稚内や旭川では10/20に、札幌ではきのう(10/23)初雪が観測されました。北日本では、冬はすぐそこまで近づいています。来週前半と11月の初めには、強い寒気の南下が予想されていて、東北地方からも初雪の便りが届くかもしれません。ただ、その後は大陸の寒気がいったん弱まる気配で、11月中旬にかけて比較的穏やかな天候が続く予想です。秋の終わりと冬の入り口が交差する季節、夜の冷え込みに気をつけながら秋の行事を楽しみましょう。

平均気温の傾向(10/25~11/24)
期間の初めは北日本を中心に強い寒気の南下があり、気温は平年を大きく下回る見込みです。11月第2週以降は、周期的に移動性高気圧に覆われるようになり、全国的にこの時期としては暖かな日が多くなる予想です。

降水量の傾向(10/25~11/24)
今週末と11月初めには、本州付近を発達した低気圧が通過する見通しです。低気圧に向かって湿った空気が流れ込む影響で、太平洋側の広い範囲で降水量が多くなる見込みです。同様に、11月上旬にかけて前線の影響を受けやすい沖縄・奄美も平年を上回る見通しです。
(気象予報士:ファーマー)

