あす23日(土)は、二十四節気の一つである「処暑(しょしょ)」を迎えます。処暑は、「おさまる」や「とどまる」という意味がある”処”という字からも分かるように夏の暑さが収まり始める頃を示します。暦の上では、厳しい残暑が和らぎ始め、朝晩の涼風や虫の声が心地よく感じられ、秋への季節変化が肌で感じられます。しかしながら、8月下旬になっても厳しい暑さは収まりをみせず、秋の気配が感じられません。観測史上最高気温を続々と更新したこの夏、まだまだ猛暑や残暑は続きそうです。

平均気温の傾向(8/23~9/22)
高気圧の張り出しが強い状態が続き、暖かい空気に覆われやすいでしょう。この先1ヶ月も全国的に平年より気温の高い状態となり、特に期間の前半(9月第1週目頃)にかけてはかなり高くなる予想です。本州付近は6月以降、暖かい空気に覆われて気温の高い状態が継続していますが、今後も厳しい残暑が続く見込みです。

降水量の傾向(8/23~9/22)
天気は数日周期で変わるものの、全国的に高気圧に覆われて平年より晴れる日が多く、東日本太平洋側や西日本、沖縄・奄美では降水量は平年並みか少なくなるでしょう。一方、北日本は日本海側を中心に低気圧や前線の影響を受ける時期があり、平年より降水量は上回る可能性があります。
(担当:りょた)