山の日ー夏山の魅力とリスクー

8月11日(月)の「山の日」は、2016年に制定された、16番目の国民の祝日です。自然の恩恵に感謝し、山に親しむ機会として設けられました。この3連休を利用して、山へ出かける計画を立てている方も多いことでしょう。記録的な猛暑が続く今夏、山々の豊かな自然の中で、冷涼で澄んだ空気を思いきり深呼吸し、リフレッシュしたいものですね。最新の1ヶ月予報によると、日本列島は依然として高気圧に覆われやすく、全国的に気温は平年より高くなる見通しです。一方で、午後は大気の状態が不安定になりやすく、山沿いではしばしば雷雨や激しい雨に見舞われるでしょう。特に標高の高い山岳地帯では、晴れていた空がわずかな時間で暗転し、雷鳴が響くことも珍しくありません。天気の急変に常に注意を払い、安全に夏山を楽しみましょう。猛暑や大雨、落雷といった厳しい気象とどのように共生し、そして自らの安全を守る行動について、この「山の日」をきっかけにして考えてみてはいかがでしょうか。

平均気温の傾向(8/9~9/8)

日本付近は、この先も暖かい空気に覆われる日が多くなる見込みです。そのため、全国的に気温は平年を上回り、厳しい暑さが続くでしょう。

降水量の傾向(8/9~9/8)

太平洋高気圧の勢力が強いため、北・東日本では例年以上に晴れる日が多くなり、太平洋側を中心に降水量は平年を下回る見通しです。また、沖縄・奄美では例年に比べて台風の影響が小さく、降水量は平年よりやや少なくなる予想です。

(気象予報士:ファーマー)

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