最新の1ヶ月予報によると、低気圧の影響を受けやすい沖縄・奄美を除き、気温は平年より高めとなる見通しです。特に7月下旬は、太平洋高気圧の勢力が本州付近で強まるため、厳しい暑さが続く予想です。さて、きょう(18日)は関東甲信・北陸・東北南部に梅雨明けが発表されました。夏休みを目前にひかえ、いよいよ本格的な夏がスタートします。そして、7月21日(月)は「海の日」です。海の恵みに感謝しその大切さを見つめ直す祝日で、お子さん連れで海水浴やマリンスポーツを楽しむ方も多いことでしょう。海のレジャーでは、風や潮の変化、思いがけない高波など、海特有のリスクに十分注意しましょう。また、キャンプなど山や川でのレジャーも人気です。晴れていても午後にはにわか雨や雷雨といった天候の急変があるため、気象情報をこまめに確認することが大切です。自然の豊かさに触れられる夏休み、安全で無理のない計画で楽しみましょう。

平均気温の傾向(7/19~8/18)
この先は厳しい暑さが続く見通しです。太平洋高気圧が本州付近に強く張り出すため、期間を通じて気温は広く平年を上回るでしょう。一方で、沖縄・奄美では高気圧の張り出しがやや北に偏る傾向があるため曇りや雨の日がやや多く、気温は平年並みか低めとなる予想です。

降水量の傾向(7/19~8/18)
東日本の太平洋側は、強い夏の高気圧に覆われるため、にわか雨や雷雨の発生が平年より少ない見込みです。また、西日本や東日本の日本海側では、7月下旬は例年、梅雨末期の大雨が発生しやすい時期ですが、今夏はすでに梅雨が明けているため、降水量は平年をやや下回ると予想されています。
(気象予報士:ファーマー)