願い事の書かれた短冊や、色とりどりの七夕飾りが吊るされた笹飾りを、街中で見かけるようになりました。例年よりもずいぶん早く猛暑に見舞われていますが、風に揺れる笹の葉や、夜空に浮かぶ天の川を思い浮かべると、ほんのひととき暑さを忘れさせてくれます。星に願いを捧げる七夕の夜、この時期は梅雨の真っただ中で、晴れることはあまり多くありません。今年もその傾向は変わらず、7月上旬には、梅雨前線が再び本州付近に停滞する兆しも見え始めています。加えて、南海上の海面水温が平年よりも高くなりつつあり、7月は台風の発生や接近にも注意が必要になりそうです。

平均気温の傾向(6/21~7/20)
期間の前半は太平洋高気圧の勢力が強いため、梅雨の時期としては晴れる日が多く気温は平年を上回る見込みです。なお、後半は低気圧や前線の影響を受けやすくなり、次第に平年並みの気温に落ち着きそうです。

降水量の傾向(6/21~7/20)
来週以降(6/23~)は、梅雨前線が本州付近に停滞し、曇りや雨の日が増える見込みです。ただし、前線の活動はそれほど活発ではなく、晴れ間の出る日も多くなりそうです。このため、西・東日本の降水量は平年を下回る見通しです。
(気象予報士:ファーマー)