少し早めの梅雨シーズン

最新の1ヶ月予報によると、5月下旬は梅雨前線が日本の南海上に停滞しやすく、西日本や東日本では曇りや雨の日が多くなる見込みです。気温は全国的に平年並みか高めで湿度も増すため、蒸し暑さを感じやすくなるでしょう。九州南部ではきょう(5/16)平年より2週間ほど早い梅雨入りが発表され、季節の進みを実感する時期となりました。西日本や東日本では、例年であれば6月上旬を中心に梅雨シーズンがスタートします。そして、九州や中・四国では、その前後の時期に大雨による災害が発生することが少なくありません。土砂災害や河川の氾濫に備え、今のうちに身の回りのリスクを見直しておきましょう。

平均気温の傾向(5/17~6/16)

5月下旬は、太平洋上の高気圧から南寄りの風が吹き込むやすく、全国的に気温は平年を大きく上回る可能性があります。その後も、日本付近の上空は例年よりも暖かな空気に覆われる見通しで、高温傾向が続きそうです。

降水量の傾向(5/17~6/16)

例年よりも早く、日本の南海上に梅雨前線が停滞しやすくなるため、西日本や東日本では降水量が平年を上回る見通しです。一方、南西諸島では期間の初めに太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多く、沖縄・奄美の降水量は平年より少なくなる予想です。

(気象予報士:ファーマー)

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