モミの木が送るエール

クリスマスツリーに欠かせないモミの木。その青々とした姿は枯れることのない生命力の象徴とされ、冬の特別な時期であるクリスマスに飾られるようになったといわれています。今年の12月は冬らしい寒さが続いていますが、最新の予報によると、12月22日~24日、26日~30日、そして年明け1日~3日にかけて、周期的に冬型の気圧配置が強まる見込みです。22日からクリスマスイブの24日にかけて、北・東日本の日本海側では大雪となる恐れがあります。今年は西日本を含めて日本海側の多くの地域で「ホワイトクリスマス」となりそうです。私たちと同様に植物など多くの生物にとって、寒気に覆われる冬は厳しい試練の季節です。しかし、モミの木には降り積もる雪や凍える寒さを耐え抜く力強さが備わっています。クリスマスツリーとして、輝くイルミネーションや華やかなオーナメントで彩られたモミの木。その姿は、期待と希望を胸に新しい年を迎えようとする私たちに、そっとエールを送ってくれているようです。

平均気温の傾向(12/21~1/20)

周期的に冬型の気圧配置が強まる見込みです。全国的に寒気の影響を受けやすく、寒さの厳しい年末・年始となりそうです。特に12/25~1/2は、全国的に気温がかなり低くなる可能性があります。

降水量の傾向(12/21~1/20)

典型的な冬の天気分布が現れやすく、東・北日本の日本海側では雪の日が続いて、北陸地方を中心に大雪となる可能性があります。一方、太平洋側では晴れの日が続いて空気が乾燥します。年末年始は特に火災の多い時期です。火の取り扱いには十分注意してください。

(気象予報士:ファーマー)

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