二十四節気の処暑(しょしょ)

早いもので夏休みも残り二週間あまり。8月後半は二十四節気で「処暑(しょしょ、暑さが終わる)」にあたります。まだ暑い日が続いていますが、朝夕には、夏の終わりを感じさせる涼しい風が、時折吹き始める時期でもあります。また、日暮れが徐々に早くなっているため、季節の進みを感じている方も多いかと思います。東京の日没時刻は8月1日には18時45分でしたが、予報期間の終わりである9月16日には17時47分と、秋に向けてどんどん日暮れが早まっていきます。最新の1ヶ月予報では、気温は引続き平年より高めで残暑が厳しい予想ですが、昼間の時間が短くなるにつれて、北日本方面から徐々に過ごしやすい日が増えてくる見込みです。

平均気温の傾向(8/17~9/16)

引続き日本付近の上空は平年よりも暖かい空気に覆われる見込みです。全国的に平均気温は高めで経過し、西日本や東日本を中心に残暑が厳しいでしょう。期間のはじめ頃(8/19-24)には、北海道では上空に初秋のやや冷たい空気が南下するため、朝晩を中心に涼しい日がある見込みです。

降水量の傾向(8/17~9/16)

太平洋高気圧に広く覆われるため、例年同様に晴れる日が多いでしょう。期間前半は日中の昇温や湿った空気による大気不安定で、西日本や東日本の山沿いを中心ににわか雨や雷雨となる日が例年より多くなる見込みです。南海上で高気圧の勢力が強いため、8月後半は台風の影響を受ける可能性は低い予想です。全国的に降水量は平年並みとなるでしょう。

(気象予報士:ファーマー)

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