熱帯夜への備え

最新の予報によると、7月上旬ごろにかけて太平洋高気圧の勢力が強まる予想です。これに伴い、梅雨明けを想わせるような暑さとなり、西・東日本の太平洋側では熱帯夜が増えるでしょう。熱帯夜による睡眠不足は、免疫力低下、ストレス増加、集中力低下、生活習慣病(肥満、高血圧など)の悪化など、健康に様々な悪影響を及ぼします。そこで、睡眠不足対策の5項目を再確認しましょう。①エアコンを適切に設定(室温25度前後)②通気性の良い寝具、冷感素材のシーツ③就寝前ぬるめのシャワー④軽いストレッチや深呼吸⑤アルコールやカフェインの摂取は控えめに。猛暑が予想される今年の夏、しっかりと対策を講じて質の良い睡眠をとるよう心がけましょう。

平均気温の傾向(6/29~7/28)

東・西日本では、7月のはじめ頃にかけて気温がかなり高くなり、真夏並みの暑さが予想され、猛暑日となるところもあるでしょう。北日本や沖縄・奄美も、7月前半にかけて、気温が平年を大きく上回る見通しです。北海道(オホーツク海側を除く)と沖縄・奄美地方には「高温に関する早期天候情報」が発表され、10年に一度レベルの高温が予想されています。体調管理はもちろん、農作物の管理にも十分ご注意ください。

降水量の傾向(6/29~7/28)

7月上旬にかけて太平洋高気圧の勢力が強く、梅雨前線が例年に比べると北寄りの、日本海から北日本付近に停滞する期間がある見通しです。そのため、北日本から西日本にかけての日本海側では、降水量が平年並みかやや多くなる予想です。

(気象予報士:ファーマー)

 

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