高温から一転、梅雨寒のおそれ

6月6日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)。稲や麦など芒(のぎ)をもつ穀物の種を蒔く頃とされ、雨空が増えてくる時期でもあります。今年はオホーツク海高気圧の影響で本州の梅雨入りが遅れる可能性がありますが、6月後半には次第に梅雨めいて五月雨の季節に入りそうです。

平均気温の傾向(6/4~7/3)

向こう1ヶ月(6/4~7/3)はオホーツク海高気圧が優勢になりやすく、6月中頃にかけて日本付近は冷たい空気が流れ込みやすくなるでしょう。そのため、全国的に低温傾向となる見込みです。今週(~6/4)との気温差が大きくなりますので、体調管理や農作物の管理にご注意ください。6月下旬になる頃には再び暖かい空気に覆われて、各地で高温傾向になるでしょう。

降水量の傾向(6/4~7/3)

向こう1ヶ月は全国的に低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。梅雨前線は6月後半には本州付近に停滞しやすくなり、本州の各地でも順次梅雨入りするでしょう。発達した雨雲がかかりやすくなりますので、大雨にご注意ください。

(気象予報士:きっしー)

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