博多を代表する三大祭りのひとつ「博多どんたく港まつり」が、5月3日(土・祝)4日(日・祝)の2日間、福岡市で開催されます。期間中は、趣向を凝らした「どんたく隊」のパレードや華やかな花自動車、市内各所の演舞台で披露される多彩なパフォーマンスが見どころです。最終日には観客も飛び入りで参加できる「総おどり」で、祭りはクライマックスを迎えます。この時期の福岡は、初夏の心地よい陽気と爽やかな風に包まれ、観光には最適なシーズンとなります。ただ、気象庁が昨日(木)発表した早期天候情報によると、西・東日本では5月3日頃からの数日間は、気温が平年よりもかなり高くなる予想となっています。福岡市ではこの時期特有の強い日差しとともに、両日とも日中の気温が25℃を超える可能性があり、一気に夏の到来を感じる陽気となりそうです。お出かけの際は帽子や水分補給などの熱中症対策を忘れずに。国内外からの観光者数は、なんと約200万人と予想されています。街全体が祭り一色に染まる2日間、博多は熱気に包まれることでしょう。

平均気温の傾向(4/26~5/25)
5月上旬は、太平洋から勢力の強い高気圧が張り出し、本州付近を広く覆う見通しです。強い日差しと暖かい空気の流れ込みにより、西日本や東日本では気温は平年よりかなり高くなるでしょう。その後、期間後半になると、いったん高温傾向は落ち着くものとみられます。

降水量の傾向(4/26~5/25)
西日本や東日本では、期間前半は太平洋から張り出す勢力範囲の広い高気圧に覆われて晴れる日が多く、降水量は平年よりもやや少なくなる見込みです。その後は、例年同様に周期的に天気が変化するようになるでしょう。降水量は全国的に概ね平年並みとなるでしょう。
(気象予報士:ファーマー)