新緑が輝く季節へ

「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」4月下旬になると本州では桜の季節が終わりを迎え、木々の新緑が日差しを浴びてきらきらと輝きはじめます。東日本や北日本などでは、残雪をいただく山々が姿を現し、春の到来を喜ぶ小鳥たちの朗らかなさえずりが聞こえてきます。四季の移ろいの中でも、最も生気みなぎる時節と言えるでしょう。このところ日中は汗ばむ陽気となり、夏服への衣替えを意識することもありますが、まだ朝晩は冷え込む日もあり、服装選びには注意が必要です。最新の予報では、5月初めの大型連休にかけて、全国的に気温は平年よりやや高めとなる予想です。また、「メイストーム(北日本を通過する低気圧による暴風)」が発生することのある時期ですが、今のところ連休前半にかけてはその可能性は低く、行楽日和が期待できそうです。

平均気温の傾向(4/19~5/18)

期間前半は、日本付近は南海上から高気圧に覆われる日が多く、暖かい空気が流れ込みやすくなる見込みです。向こう1ヶ月の気温は、北・東・西日本で平年よりやや高くなる予想で、特に期間のはじめは、東日本や北日本を中心にかなり高くなる見込みです。

降水量の傾向(4/19~5/18)

この時期らしく天気は周期的に変化する見込みですが、例年に比べると低気圧があまり発達せずに通過する傾向が続いています。そのため、降水量は北日本で平年並み、西・東日本や沖縄・奄美では、平年よりもやや少なくなる予想です。

(気象予報士:ファーマー)

 

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