万博開幕まで約60日

ことし4月、いよいよ万博が開幕します。春の訪れが待ち遠しい季節ですが、2月に入ってからは、1月の暖かさが嘘のような厳しい寒さに見舞われています。普段は雪の少ない九州や四国の平野部でも雪景色が広がり、季節が逆戻りしたかのような厳しい冷え込みとなっています。しかし、立春を過ぎ、少しずつ日が長くなるにつれて、わずかですが春の気配を感じますね。最新の予報では、2月下旬には寒さが和らぎ、気温は徐々に平年並みに戻る予想となっています。大阪では、桜の見頃が以前より早まり、4月上旬に終わることが多くなっています。開幕(4月13日)の頃には、ピンク色から芽吹きの緑へと景色が移り変わっていることしょう。近年は気候変動の影響で、春の訪れが早まったり、寒の戻りが強まったりと、不安定な気象が続いています。ワクワク感を一層盛り上がるような陽気の中で、開幕の日が迎えられることを願うばかりです。

平均気温の傾向(2/8~3/7)

大陸の高気圧の勢力が強いため、2月中旬まで周期的に冬型の気圧配置となる見込みです。西日本や沖縄・奄美では寒気の影響を受けやすく、気温は平年を下回る予想です。下旬には高気圧が移動性となって本州付近を覆う時期があり、この時期らしい陽気となるでしょう。特に、北日本は期間を通して寒気の影響を受けにくく、平年よりも高めの気温で経過する見通しです。

降水量の傾向(2/8~3/7)

期間の前半は冬型の気圧配置となる日が多いため、東・北日本の日本海側では例年よりも曇りや雪の日が多くなる見込みです。太平洋側では乾燥した天気が現れやすいですが、期間の後半には低気圧や気圧の谷の影響で雨が降る日があるでしょう。そのため、期間全体の降水量は、概ね平年並みとなる見込みです。

(気象予報士:ファーマー)

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