高温傾向 一旦おさまる

5/21(火)沖縄・奄美地方に梅雨入りが発表されました。宮古島では23日までの72時間に498ミリの雨が降り、梅雨入り早々に記録的な大雨となりました。南シナ海方面から暖かく湿った空気が大量に流れ込んだことが原因です。沖縄地方では日中の気温が28~29℃、湿度は一日中90%前後と、非常に蒸し暑い状態が続いています。一方、6月に季節外れの寒さ(梅雨寒)が起こることがあります。オホーツク海高気圧が強まったときに発生する現象で、冷たく湿った空気が流れ込んで天気がぐずつき、日中の気温が20℃に届かないこともあります。最新の予報では、6月の第一週に東日本や西日本で低温傾向が予想されており、気温以上に肌寒く感じるでしょう。しばらくの間、カーディガンや長袖シャツが必要になりそうです。

平均気温の傾向(5/25~6/24)

梅雨前線が徐々に北上し、例年と同様に曇りや雨の日が次第に多くなる見通しです。この期間の平均気温は、沖縄・奄美を除いて概ね平年並みとなるでしょう。なお、6月の第一週(6/1~6/7)は、西日本や東日本では冷たい東寄りの風が入りやすくなり、肌寒く感じる日があるでしょう。

降水量の傾向(5/25~6/24)

西日本や沖縄・奄美地方では、太平洋高気圧縁辺の暖湿気の影響や、梅雨前線の活発化により、降水量は平年よりもやや多くなる予想です。また、東日本や北日本では本州付近を発達しながら進む低気圧の影響で、降水量がやや増える見込みです。

(気象予報士:ファーマー)

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