芽吹きの季節

太平洋上の高気圧が勢力を強めるため、4月中旬にかけて広い範囲で気温が平年を上回るでしょう。桜前線の北上ペースが速まり、来週後半(4/11~14)には東北北部に到達する見込みです。西日本と東日本では日射しが強まり、初夏を思わせる陽気となる日もあるでしょう。さて、桜の季節が過ぎると木々の「芽吹き」が始まります。繊細でみずみずしい色合いがとても魅力的な芽吹きは、桜の季節が終わる頃から10日間ほどが見頃になるとされています。

平均気温の傾向(4/6~5/5)

気象庁は全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しています。それによると、13日(土)前後からの5日間は、全国的に気温が平年よりもかなり高くなると予想されています。西日本や東日本では日中の最高気温が25℃近くまで上がり、半袖で過ごせるような初夏の陽気となる日があるでしょう。その後も、4月下旬にかけて全国的な高温傾向が続く見通しです。

降水量の傾向(4/6~5/5)

西日本や東日本の太平洋側では、4月中旬にかけて南海上からの湿った空気の影響で、まとまった量の雨が降る日があるでしょう。一方、北日本や東日本の日本海側では、例年通り数日の周期で天気が変わり、降水量は平年並みとなる見込みです。

(気象予報士:ファーマー)

 

シェア!