週末から日本海側や北日本では本格的な雪のシーズンが始まります。
きょう14日(木)～あす15日(金)は、前線が大陸から日本海へ進んでくるため14日(木)夜には西日本が広く雨になるでしょう。15日(金)は日本海で発生する低気圧が東日本を通過し、夜は前線が南下して西・東日本を通過するでしょう。東北南部まで広く雨が降り、東北北部から北海道(道南と日本海側)は雪が降る見込みです。15日(金)朝は東海と北陸、夜は北陸と東北南部などで雨が強く降り、関東沿岸部では南西の風が強く吹くでしょう。
16日(土)～18日(月)は、強い冬型の気圧配置に変わり強い寒気が入ってきます。17日(日)には平地でも雪を降らせるような上空の寒気が西・東日本も含めて日本列島の大部分を覆います。
16日(土)は、西日本から冬型の気圧配置に変わり、また急速に発達する低気圧が北日本を夜に通過します。全国的に雨が降りやすく、北海道では雪が降り、低気圧が接近・通過する夕方～夜は北陸から北海道で雨や雪が強く、本州の日本海側では20m/s前後の西寄りの強風も吹いて大荒れになるでしょう。なお、北陸では強い雨が続き大雨になる可能性があります。日中の気温は西・東日本の太平洋側は20℃位になりますが、翌17日(日)には関東以外では10℃程度で雪が降ると更に低くなりそうです。
17日(日)は、日本列島が強い寒気に覆われて日本海側や北日本では雪が続きます。この状況は18日(月)まで続くため大雪や交通障害にご注意ください。なお、来週後半は再び大雪になる可能性もあります。
太平洋側では16日(土)は関東平野だけ一部にわか雨がありますが概ね晴れの天気が続き、17日も関東平野では日中は概ね晴れて、他の地域では晴れてもにわか雨や雪、あられが降る所があるでしょう。
そんな晴れやすい関東平野ですが、強い寒気と強い北西風が吹くと微細な雪が風で飛ばされてきて、晴れても空がうっすら白くかすむ事があります。この時は凍えるような冷たい北西風になりますので防寒対策をお忘れなく。
(気象予報士：ロータス)
