きょう7日(木)は、寒冷前線が通過して北日本を中心とした強い冬型の気圧配置に変わります。日本海側は雨が降り、沿岸部では西寄りの風が20m/s前後で警報級の強風も吹くため、傘が役に立たないような荒れた天気になりそうです。夜は寒気が入るため東北と北海道では平地でも雪が降り、吹雪になる所がありそうです。外出される方はご注意ください。なお、この雪は長続きせずにあすには各地で止む見込みです。
あす8日(金)～9日(土)は、西・東日本では高気圧に覆われて概ね晴れの天気が続くでしょう。
北日本では低気圧が沿海州からオホーツク海へ進むため、南寄りの風がやや強まります。8日(金)は北陸から北海道で所々雨が降り、9日(土)は午後に寒冷前線が通過するため、一時雨になるでしょう。夜は寒気が南下してくるため北海道の日本海側を中心に雪が降り出す見込みです。
10日(日)は、北日本を中心に冬型の気圧配置に変わります。本州の日本海側では雲が多く所々にわか雨があり、東北北部から北海道の日本海側では風が強く、雪が11日(月)にかけて続く見込みです。
西・東日本の太平洋側では概ね晴れますが、西から前線や低気圧が近づいてくるため次第に雲が広がり、夜は九州から雨が降り出すでしょう。9日(土)～10日(日)の日中の気温は西・東日本では20℃前後で暖かくなる見込みです。
気象関係ではありませんが、先週の1日(金)に北海道では低緯度オーロラが観測されました。北海道の陸別町にある天文台等ではその時のオーロラ画像が見られるようになっています。以外ですが、肉眼では見えないくらいの淡い赤のオーロラは時々発生しているそうです。また江戸時代や60年くらい前にも北の空が赤く染まるオーロラが本州各地で観測できた事もあったそうです。冬の寒い仕事終わりの帰り道、太平洋側では概ね晴れますので、もしかしたらと期待を込めて空を眺めてみるのも良さそうです。
(気象予報士：ロータス)
