来週台風7号が接近 連休中に対策を

小笠原諸島近海の台風7号は来週初めに強い勢力で近畿から関東付近へ接近または上陸する可能性があるため、早めの対策をご検討ください。

きょう10日(木)は大陸へ進んだ台風6号に向かって湿った気流が続く西日本の太平洋側と中国地方で雨が降りやすいでしょう。11日(金)~12日(土)は台風7号の北上に伴って湿った気流が入る東日本で雨が降りやすい天気になる見込みです。12日には東北地方も雨の天気に変わり、所々雷雨になるでしょう。一方、西日本は次第に天気回復しますが、九州の山沿いではにわか雨がある見込みです。

13日(日)は台風7号が日本の南から本州に近づいてきます。近畿から東北にかけて雲が広がり、関東と北日本の太平洋側は雨が降りやすいでしょう。東海地方の沿岸部では次第に風が強まり、本州の太平洋沿岸部はしけるため、海のレジャーは注意が必要です。またこの週末にかけて、晴れる地域では日中の気温が35℃以上に上昇するところが多いため、引き続き熱中症にもご注意ください。

来週はじめには台風7号が本州へ接近または上陸する可能性があります。近年、関東付近に上陸して被害をもたらした台風に令和元年秋の台風15号(千葉市上陸)や19号(伊豆半島上陸)がありますが、今回は夏台風のため秋台風とは進路がやや異なります。令和元年の秋台風が関東沿岸部を南西から北東方向に進んだのに対し、今回は本州上を北へ進むため、平成30年の台風21号(9月4日神戸市上陸)のように本州を縦断する見込みです。このため沿岸部だけでなく内陸部でも雨風が強まるおそれがあります。

お盆期間中に交通機関が大きく乱れる可能性がありますので、気象や災害情報だけでなく、交通情報にもご注意ください。

(気象予報士:ロータス)

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