台風5号発生へ 九州奄美は大雨のおそれ

西日本~東北南部は暖かく湿った空気や上空の寒気などの影響で大気の状態が不安定となっています。きょう28日午後も所々雨雲が発達し、雷を伴って局地的に非常に激しい雨が降るおそれがありますので、道路の冠水や川の増水、土砂災害などに十分注意してください。

日本の南の熱帯低気圧は今後台風5号に発達し、あす29日(金)夜から30日(土)にかけて九州南部~沖縄付近を北西に進む見込みです。

南西諸島では低気圧や湿った空気の影響ですでに断続的に雨が降っていますが、九州~四国の太平洋側も台風の北上に伴い、南東からの湿った空気の流入が強まり、宮崎県を中心に発達した雨雲がかかる見込みです。九州南部や奄美地方では週明けにかけて大雨に警戒をしてください。

また、沖縄~西日本の太平洋側は29日(金)から30日(土)にかけてうねりを伴って波が高くなり、九州南部や奄美地方では波高4メートル超のシケとなる見込みです。沿岸の海域では高波や強風にもご注意ください。

一方、中国や近畿、東・北日本は週末にかけて晴れ間があり、厳しい暑さとなるでしょう。35℃以上の猛暑日になるところもあり、熱中症に警戒が必要です。こまめに水分補給や涼しい場所で休憩をとるようにしてください。

午後は気温の上昇や上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、東日本の内陸部を中心に激しい雨や雷雨となるおそれがあります。週末、山や川、海などに遊びに行かれる方もいらっしゃると思いますが、空模様の変化に気をつけて天気急変のサインに気づいたら早めに安全な場所に避難するようにしてください。

上流部の雨にもご注意を

(気象予報士:みやっち)

 

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