前線を伴った低気圧があす22日(金)にかけて日本海を東進し、23日(土)には北日本付近を通過する見込みです。上空の寒気や下層の暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定となるため、西から雨雲が広がり、局地的に雨雲が発達する見込みです。
22日(金)09時の予想天気図
西日本や東日本太平洋側は22日(金)にかけて、北日本や北陸地方は23日(土)にかけて雨が降りやすく、東北や北海道太平洋側など雨量が多くなるところもありそうです。ここ数日の間に大雨となった地域では地盤が緩んでいる可能性がありますので、土砂災害にご注意ください。
週末以降は日本の南の太平洋高気圧が本州付近まで張り出すため、沖縄や奄美地方のほか、西~北日本も晴れる日が多くなり、本格的な夏が訪れるでしょう。東北北部もまもなく梅雨明けする見通しです。6月下旬に沖縄から東北南部にかけて続々と梅雨明けの発表(暫定)があり、気温の急上昇により熱中症による救急搬送者数が急増しました。週末以降は各地で厳しい暑さが続く見込みです。熱中症対策と感染症対策を両立し、運動時やマスクの着用が必要のない環境では外すなど臨機応変に対応しましょう。
(気象予報士:みやっち)