日本海西部を低気圧が東進し、低気圧に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込んでいます。西・東日本は所々で雨が降っており、局地的に雨脚の強まっているところがあります。
最新の雨雲の動きは雨レーダーでご確認ください。
7月16日(土)09時の予想天気図
↑低気圧と前線が停滞 不安定な天気続く
日本海の低気圧は次第に動きが遅くなり、週末にかけて日本海にとどまる見込みです。あす以降は上空に寒気が流れ込むため、全国的に大気の不安定な状態が続くでしょう。
週末にかけて発達した雨雲が流れ込みやすく、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。また、九州や東北太平洋側など断続的に雨が降り続くところもありそうです。土砂災害や浸水害、河川や用水路の増水・氾濫などに警戒をしてください。
↑車内に閉じ込められるおそれ
今週、埼玉県や宮城県では記録的な大雨に見舞われ、土砂崩れや浸水被害が相次ぎました。大雨となった場合は崖の近くや増水している川、用水路には近づかず、冠水した道路では車の運転や移動は控えましょう。避難場所への移動が困難になった場合は自宅の2階以上かつ崖などの斜面から離れた部屋で身の安全を確保してください。
（気象予報士：みやっち）
