暦の上では暑さがおさまる頃とされる「処暑」に入り、上空の高いところには秋らしさを感じる雲も見られるようになりましたが、ここにきて夏の高気圧が勢力を強めて暑さがぶり返してきました。
きょう(26日)は朝からグングン気温が上がり、東京都心で今年2回目の猛暑日を記録するなど各地で厳しい残暑になっています。西・東日本の24都府県には「熱中症警戒アラート」が発表されており、真夏並みの熱中症対策が必要です。また、関東甲信の一部の地域では光化学スモッグの発生しやすい気象状態となる見込みで、屋外活動に十分な注意が必要です。
28日(土)09時の予想天気図
沖縄・奄美地方と西・東日本は週末にかけて高気圧に覆われる見込みで、おおむね晴れて厳しい残暑が続くでしょう。体温並みの危険な暑さとなるところもありそうです。また、日中の昇温により大気の状態が不安定となるため、内陸部や山沿いを中心に急な雨や雷雨にも注意が必要です。一方、北海道や東北地方は上空の寒気や気圧の谷の通過により、週末は雲が広がりやすく日本海側を中心に雨の降るところもあるでしょう。
(気象予報士:みやっち)