9月1日(月)、気象庁より「2025年の梅雨入り・明け及び夏(6月~8月)の記録的高温について」という報道発表がありました。その発表資料によると、梅雨入りは西・東日本で平年よりかなり早く、梅雨明けは東北地方を除く地域でかなり早く、記録的に早い地域もありました。梅雨期の季節進行がかなり早かったことにより、東北地方を除いて5月に梅雨入り、6月に梅雨明けという統計開始以降で最も早い記録となり、当初の”速報値”を大幅に修正された地域が多くありました。また、夏の平均気温は、本州付近への太平洋高気圧の張り出しが強く、晴れて高温になった日が多かったことなどにより、基準値からの偏差が+2.36℃となり、 2024年・2023 年の+1.76℃を大幅に上回り、統計を開始した1898年以降の夏として、最も高い記録を更新しました。

各地方の梅雨入り・梅雨明け確定値
(気象庁報道発表より抜粋)
きょう4日(木)~あす5日(金)は、台風15号が日本列島を縦断する見込みです。南から暖かく湿った空気が流れ込むことで西日本では今夜にかけて、東日本では今夜からあす昼頃にかけて広い範囲で雨が降り、太平洋側では大雨となるおそれがあります。大雨による土砂災害や浸水害に警戒が必要です。そのほかの北海道はおおむね晴れの天気が続き、東北は次第に天気は下り坂となり、あすは曇りや雨となるところが多いでしょう。

6日(土)は、台風が日本の東海上へ離れるため全国的に天気は回復して、広い範囲で晴れるでしょう。5日(金)にかけては台風の影響で気温の上昇が落ち着いてたものの、再び気温が上昇して西・東日本を中心に猛暑日となるところが多くなる予想です。7日(日)は大陸方面から前線が南下してくる影響で北海道や東北北部では広い範囲で雨や曇り、その後前線は東北南部~九州の日本海側に停滞し、全国的に雨の降りやすい天気となる見込みです。
(担当:りょた)