二十四節気の一つである処暑を迎え、気象庁の定める”夏(6月~8月)”も終盤ですが、全国的に厳しい暑さが続いています。東京都心では最高気温35℃以上の猛暑日がきのう27日(火)までで10日連続となり、連続日数・年間日数ともに統計史上1位を更新しました。きょう28日(木)は関東地方は雲が広がるため35℃を下回る予想で、連続日数記録は途絶える見込みです。最新の3ヶ月予報(9月~11月)によれば、10月頃までは全国的に平年より気温が高い状態が続き、残暑が長引く可能性があります。夏休みも終わって新学期が迎えている児童・生徒の皆さんも多いと思いますが、熱中症に注意して登下校や学校生活をお過ごしください。

熱中症 簡単な対策例
きょう28日(木)は、北海道付近を通過した前線を伴った低気圧はオホーツク海へ進み、北から秋の乾いた空気が流れ込んでいることで北海道は晴れて過ごしやすい一日となるでしょう。なお、オホーツク海側では強風や高波にご注意ください。そのほかの地域も高気圧圏内で晴れるところが多くなりますが、西・東日本の内陸や山沿いではにわか雨や雷雨となるところがあるほか、低気圧から延びる前線の影響で関東は雲が広がりやすくなるでしょう。
あす29日(金)は、日本海から別の前線を伴った低気圧が北日本付近に近づき、北海道と東北北部では次第に天気が下り坂となるでしょう。昼頃から雨が降り出し、雨脚の強まるところもある予想です。そのほかの西・東日本~沖縄は晴れるところが多くなるでしょう。なお、内陸・山沿いや南西諸島ではにわか雨や雷雨にご注意ください。
30日(土)~31日(日)の予想天気図

再び北日本付近を前線や低気圧が通過
30日(土)は、前線を伴う低気圧が北日本付近を通過し、北海道や東北・新潟県では曇りや雨の天気となるでしょう。また、沖縄は上空の寒冷低気圧や高気圧縁辺の湿った空気の影響で、午前を中心に断続的に雨が降る予想です。8月最終日31日(日)は、高気圧縁辺の湿った空気などの影響で沖縄や九州、北日本では雲が広がりやすくなるものの、広い範囲で日差しが届くでしょう。西・東日本~東北では猛暑が続き、関東内陸や東海では40℃に迫る危険な暑さとなる予想です。
(担当:りょた)