猛暑復活へ 天気急変も

先週~3連休は本州付近に前線が停滞し、暖かく湿った空気が大量に流れ込んだことにより、九州では線状降水帯が相次いで発生して各地で記録的な大雨となりました。大河川の氾濫はなかったものの、中小河川の増水や市街地に大量の雨が降ったことによって排水機能が間に合わず、道路の浸水や床下・床上浸水、車の立ち往生、交通機関の乱れなどの被害が発生しました。私の地元でも至る所で浸水や冠水が発生し、友人や親戚の住宅に水が流れ込んだり、車が水没したりなどの被害の連絡を多く受けました。今後は猛暑日となる日が多くある予想で、片付けや復旧の際は熱中症に注意しながらの作業が欠かせません。

きょう14日(木)は、高気圧の中心がある西日本では広く晴れます。一方、東日本は天気図には描かれない前線や湿った空気の流れ込みにより、雲が優勢の天気となるでしょう。また、北日本も雲が広がりやすく、低気圧の接近に伴って夜には日本海側の地域で雨に降り出すところがありそうです。あす15日(金)は、西日本や東海・関東は高気圧に覆われて広い範囲で晴れる予想です。北日本や北陸は、低気圧の通過や湿った空気の影響を受けて午前中を中心に雨が降る見込みです。その後は天気は回復してくるでしょう。

15日(金)~17日(日)の予想天気図

16日(土)は、日本付近は広く太平洋高気圧に覆われます。全国的に晴れるところが多くなりますが、太平洋側では湿った空気の影響で雲が優勢となり、雨の降るところがあるでしょう。17日(日)は、北日本付近を再び前線が通過し、北日本や新潟県を中心に曇りや雨の天気となるでしょう。そのほかの地域はおおむね晴れますが、東日本では雲が広がりやすい予想です。

お盆休みで帰省される方も多いかと思います。週末にかけての最高気温は真夏日となるところがほとんどで、西・東日本では猛暑日となるところも多くある予想です。また、日中の昇温や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となりやすく、山沿いや内陸部では晴れていてもにわか雨や雷雨の可能性があります。熱中症や食品の管理に注意するとともに、空模様や天気の急変にも注意が必要です。

(担当:りょた)

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