日本の南海上の太平洋高気圧の勢力が強まっており、上空の暖気と強い日射しで午前中から35℃以上の猛烈な暑さとなっているところがあります。週末にかけて西・東日本の太平洋側を中心に真夏並みの暖気に覆われる見通しで、日射しが照り付ける地域を中心に体温を超える危険な暑さになるところもありそうです。
夜間・住居内の熱中症にも注意が必要です。水分や塩分補給をこまめに行い、室内では冷房を適切に使用するようにしてください。特に高齢者は暑さを感じにくく、熱中症リスクが高くなります。高齢者がいらっしゃるご家族または近所の方は熱中症対策を呼び掛けるなどして皆さんで命を守りましょう。
きょう4日(木)は梅雨前線の活動は弱まりますが、午後は中・四国や近畿、関東などで局地的ににわか雨の可能性がありますので、空模様の変化にご注意ください。
5日(金)21時の予想天気図
あす5日(金)も関東から九州、沖縄にかけて晴れるところが多いでしょう。一方、北日本や東・西日本の日本海側は低気圧や前線が近づくため、次第に雲が広がり夕方以降は所々で雨が降り出す見込みです。
7月最初の週末、沖縄・奄美と九州南部、四国は高気圧に覆われて強い陽射しが照りつける見込みです。一方、本州付近は前線や湿った空気の影響で雲の広がるところが多い見込みです。5日(金)夜から6日(土)にかけて近畿北部や北陸を中心にまとまった雨となり、6日(土)は近畿~関東の太平洋側もにわか雨や雷雨がありそうです。また、7日(日)は前線が北上して東北地方を中心に雨が降り、雨量が多くなる可能性があります。これまでの雨で地盤が緩んでいる可能性もありますので、土砂災害などの前兆現象に気づいたら、早めに安全な場所に避難するようにしてください。
【土砂災害の前兆現象】
(気象予報士:みやっち)