西ほど季節先取りの暑さに

20日は初夏のような陽気となり関東でも群馬県や千葉県で最高気温が25℃を超えて夏日となる地点がありましたが、21日は季節が逆戻りし10℃以上気温が下がるなど寒暖差が大きくなっています。3月までは寒暖を繰り返すものの、その後夏にかけては季節先取りの暑さとなる見通しです。

平均気温の傾向(6~8月)

この先春から夏にかけて、日本付近は暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向となるでしょう。月ごとにみると、3月はほぼ平年並みの気温で寒暖差が激しくなる見込みです。4月からは日本の南から暖かい空気が流れ込みやすくなるため、西の地域ほど季節の進みが早くなるでしょう。その後7~8月にかけて全国的な高温傾向が続き、今夏は昨年と同程度の猛暑となるおそれがあります。早めの熱中症対策をなさってください。

降水量の傾向(6~8月)

春から夏の降水量はほぼ平年並みの地域が多いものの、暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるため、梅雨時期は沖縄・奄美地方から西日本の太平洋側で多雨傾向となる見込みです。日本の南で台風などが発生していると前線活動が活発になりやすく、大雨となる可能性が高くなりますので、大雨災害にご注意ください。

(気象予報士:きっしー)

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