今年の夏も猛暑予想

今季最強寒波による寒さは落ち着き、各地で梅の開花など”春の便り”が届いてきました。今冬を振り返ってみると、冬型の気圧配置が長続きし、低気圧の影響を受けた日も多々あったことで、記録的な大雪となったところがありました。北日本~西日本の日本海側の地域では、積雪の深さが平年比べて2~3倍以上になっているところも多くあります。今後は、寒気の影響を受けにくく、数日の周期で天気は変化し、この時期らしい天気となる見通しです。積雪の多い地域では、昇温によるなだれや屋根からの落雪に注意が必要です。

一方で、東日本の太平洋側や西日本、沖縄・奄美では冬に顕著な少雨となっています。しかしながら、今後も南からの湿った空気が流れ込みにくく、春にも少雨傾向が予測されていますので、農業用水など水の管理にはご留意ください。

平均気温の傾向(6~8月)

今夏(6月~8月)の気温は、暖かい空気に覆われやすく太平洋高気圧の張り出しも強まることから、全国的に平年より高い見込みです。直近の3ヶ月(3月~5月)を見ても、寒気の影響を受けにくく、北・東日本を中心に高温傾向となっています。現時点での予測によりますと、記録的な猛暑となった昨年・一昨年ほどの高温となる可能性は低いですが、平年より高く猛暑になることは変わりはないので、今年も十分な熱中症対策が必要です。

降水量の傾向(6~8月)

今夏(6月~8月)の降水量は、全国的にほぼ平年並みとなる見込みです。なお、梅雨期は、梅雨前線の活動が活発となる時期がある予想となっており、梅雨~夏にかけての大雨に注意が必要です。改めて防災に対する意識を高めるとともに、最新の気象情報にご留意いただくことが大切です。

(担当:りょた)

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