猛暑が続いた今年 冬の傾向は?

記録的な猛暑が続いた今年も少しずつ暑さが落ち着きつつあり、朝晩は肌寒くなってきました。3連休を九州で過ごして飛行機で東京・羽田空港へ向かった24日(火)、九州では半袖ででも暑かった気温が東京に着くと羽織るものが欲しいほど風が冷たく感じられました。秋雨前線の南下とともに季節が変化しているなと実感しました。最低気温が18℃になると衣替えの目安となります。夏に活躍した衣類はまもなく出番を終え、秋・冬に向けた衣替えの準備が必要です。

さて昨冬を振り返ってみると、2月を中心に暖かい空気が流れ込んだ時期があり、全国的に暖冬となりました。ただ、12月中旬・下旬や1月下旬は寒気が流れ込み日本海側を中心に大雪、2月5日から6日には南岸低気圧の影響で関東など都心も含めて大雪となるなど、交通の乱れや事故が多発しました。
今冬はラニーニャ現象が発生する可能性が高く、冬型の気圧配置が強まる影響を受けて厳しい寒さとなる予想です。

平均気温の傾向(12~2月)

今冬(12月~2月)は、東・西日本を中心に西高東低の冬型の気圧配置が強まる時期があり、周期的に上空の寒気が流れ込む見込みです。そのため、全国的に平年並みの寒さとなるでしょう。直近の3ヶ月(10月~12月)は平年並みか高く、特に10月は全国的に高温偏差で昨年と同様に秋の訪れは遅く、11月以降はグッと寒くなりそうです。急激な気温の変化など体調管理にご留意ください。

降水量の傾向(12~2月)

今冬(12月~2月)は、北日本の日本海側を中心に低気圧の影響を受けやすい時期があり、東日本の日本海側では西高東低の冬型の気圧配置が強まる時期がある見込みです。一方で、東・西日本の太平洋側では低気圧の影響を受けにくい時期がある見込みです。そのため、北・東日本の日本海側では平年並みか多い降水量となり、東・西日本の太平洋側では平年並みか少ない降水量となるでしょう。また周期的に寒気が南下する影響で、北日本~山陰の日本海側では平年並みか多い積雪量となり、例年通りの大雪となる予想です。

(担当:りょた)

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