週の中頃は全国的に傘の出番、大型連休の初めは暑さに注意

◆今週の天気のポイント
・23日(火)~24日(水)は西日本や東日本の太平洋側を中心に雨や風が強まる
・週の中頃以降は暑くなる、体調管理に注意

週明けの22日(月)は、日本の南に前線が停滞するため、西日本や東日本は雲が多く太平洋側を中心に雨の降る所もあるでしょう。一方、北日本は晴れ間のでる所が多い見込みです。

↓24日(水)9時の雨の予想↓

西日本や東日本の太平洋側を中心に雨が強まる

23日(火)~24日(水)は、前線上に発生する低気圧が日本付近を通過します。23日(火)は西日本を中心に雨が降りだし、雨の範囲は24日(水)には東日本や北日本まで広がるでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本の太平洋側を中心に降水量が多くなる所がある見込みです。土砂災害や浸水、河川の増水に注意が必要です。また、風も強まり荒れた天気となる恐れがあるため、最新の情報を確認してください。

↓25日(木)~27日(土)の予想気圧配置↓

27日(土)は北日本で行楽日和、西日本は曇りや雨に

25日(木)は移動性高気圧に覆われ、西日本や東日本の天気は回復し晴れ間のでる所が多くなりますが、北日本は低気圧の影響が残るため雨が降り、風の強い状態も続く見込みです。
26日(金)は、低気圧が東へ離れるため北日本の天気も回復し、広い範囲で晴れるでしょう。

大型連休初日の27日(土)は、北日本は広い範囲で晴れて行楽日和となるでしょう。北海道でもお花見を楽しめる所がありそうです。東日本も日差しがありますが、西日本は南から北上してくる前線の影響で曇りや雨となる見込みです。

最高気温は週の前半は平年並みか平年より低い所が多いですが、週の後半になると全国的に平年を上回る日が多くなる見込みです。西日本や東日本では25℃以上の夏日の所が多く、暑く感じられるでしょう。まだ体が暑さに慣れていない時期のため、特に外出の際は熱中症対策を忘れずに行ってください。仙台でも25℃近くまで気温が上がって汗ばむ陽気となり、札幌でも20℃を超える見込みです。

(高温に関する早期天候情報 出典:気象庁)

この時期としてはかなりの高温が予想されるため、気象庁からは北海道のオホーツク海側を除く各地方に「高温に関する早期天候情報」が発表されています。24日(水)または25日(木)頃から大型連休の前半にかけては、平年よりかなり気温が高くなる見込みです。農作物の管理の他、雪の残っている地域では融雪や雪崩に注意してください。

高温に関する早期天候情報とは?
10年に1度程度しか起きないような著しい高温になる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報

(気象予報士:むーらん)

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