◆今週の天気のポイント
・8日(月)~9日(火)は、南西諸島や西・東日本の太平洋側を中心に雷を伴った激しい雨に注意。
・雨の後は晴れる日が続き、気温も上昇。みちのくの桜も順調に花開く。雪崩に注意。
今週の初めは、南の海上に停滞していた前線が本州付近まで北上してくる見込みです。西・東日本では雨の降る所が多く、太平洋側を中心に雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。
↓8日(月)~9日(火)の予想気圧配置↓
西・東日本を中心に雨、太平洋側は激しく降る所も
沖縄・奄美など南西諸島では、7日(日)~8日(月)にかけて大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意が必要です。前線の動き次第では9日(火)、東日本の太平洋側で大雨になる恐れもありますので今後の情報に注意してください。令和6年能登半島地震で揺れの大きかった北陸地方では、地盤の緩んでいる所があるため少しの雨でも土砂災害などが発生する恐れがありますので注意が必要です。そして、今回の雨で西・東日本の太平洋側では、見ごろの桜が散ってしまう生憎の「桜流し」となってしまう可能性があるでしょう。雪の残っている地方では雪解けが進みます。全層雪崩や雪解けによる洪水などに注意してください。
あいにくの「桜流し」の所も…
雨の後は、高気圧に覆われておおむね晴れる日が続く見込みです。北陸や北日本では、気温の上昇とともに桜のつぼみも順調に花開くでしょう。西・東日本でも、標高の高い所の桜や遅咲きの桜などはまだ楽しむことができそうです。
晴れる日が続く、気温も上昇
気温はこの時期としては高めの日が多くなりそうです。北日本・札幌では9日(火)の最高気温は9℃と一桁となりますが、その他の日は10℃を超え、20℃近くまで上がる日もありそうです。仙台も週の後半に向けて20℃近くまで気温が上がってくるでしょう。山沿いでは雪解けがさらに進みますので、引き続き雪崩に注意が必要です。また、東北では北部を中心にスギが、西・東日本ではヒノキの花粉がまだ飛んでいます。今週も引き続き飛びそうなので、花粉症の方はもうしばらくの辛抱が必要になりそうです。
この時期としては高めの日が多い
東・西日本では、最高気温が20℃を超える日が続く所が多くなりそうです。名古屋や大阪では、25℃前後まで上がる日もあるでしょう。日中は薄手の長袖で過ごせる日も多く、春の装いを楽しめそうです。ただし、朝晩はまだヒンヤリとし、最低気温は一桁の所もあるでしょう。寒暖の差が大きいので、服装を上手に選んで気温差で体調を崩さないように引き続き注意してください。
(気象予報士:ふぅ)