◆今週の天気のポイント
・全国的に気温が高く、多雪地域は雪崩などに注意 花粉も本格的な飛散へ
・15日(木)頃は広い範囲で雨
今週は暖かい空気が流れ込みやすくなるため、気温は全国的に平年を大幅に上回る日が多くなる見込みです。
最高気温は、連休最終日の12日(月・振替休日)は全国的に平年並みですが、連休明けの13日(火)以降は平年より大幅に高くなるでしょう。15日(木)は、西日本や東日本では20℃前後まで気温の上がる所が多く、4月中旬~下旬並みの春本番のような暖かさとなる見込みです。また、北日本でも平年より大幅に気温の高くなる日があり、札幌では13日(火)~14日(水)と週末の17日(土)は10℃前後まで上がる予想で、平年よりも10℃くらい気温が高く季節外れの陽気となるでしょう。
(高温に関する早期天候情報 出典:気象庁)
この時期としてはかなりの高温になることが予想され、気象庁からは「高温に関する早期天候情報」が発表されています。14日(水)頃からの5日間ほどは、全国的に気温が平年よりかなり高くなるため、農作物の管理や積雪の多い地域では雪崩や屋根からの落雪などに注意してください。
また、気温の上昇に伴い花粉の飛散量が増えてくる見込みです。すでに花粉が飛び始めている地域もありますが、今週は広い範囲で本格的な飛散が始まる可能性があります。花粉症の方は、対策を万全にしてお過ごしください。
高温に関する早期天候情報とは?
10年に1度程度しか起きないような著しい高温になる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報
天気は、連休最終日の12日(月・振替休日)は初め東日本や北日本を中心に所々で雨や雪が降りますが、次第に晴れてくる所が多くなるでしょう。連休明けの13日(火)は、移動性高気圧に覆われるため、日本海側も含めて全国的に晴れる見込みです。
14日(水)は西から天気は下り坂に向かい、15日(木)は前線や低気圧が通過するため広い範囲で天気が崩れ、雨脚の強まる所もあるでしょう。暖かい空気が流れ込むため、東北~九州は雨の降る所が多く、積雪の多い地域では路面状況の悪化などに注意が必要です。また、能登半島地震で揺れの大きかった北陸では地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害に注意してください。
↓15日(木)の予想気圧配置↓
広い範囲で雨、雨脚の強まる所も
16日(金)は、天気が回復し晴れ間のでる所が多くなりますが、北陸や北日本の日本海側などでは所々で雨や雪が降る見込みです。
週末の17日(土)は、高気圧に覆われ広い範囲で晴れる見込みで、お出かけ日和となるでしょう。
(気象予報士:むーらん)