◆今週のポイント
・23日(火)以降は冬型の気圧配置が強まる
・強い寒気が南下 日本海側中心に大荒れに
・全国的に凍える寒さ 体調管理に十分注意
22日(月)は北日本を中心に発達する低気圧の影響を受ける見込みです。東北は雨の降る所が多く、北海道は雪でふぶく所があるでしょう。
23日(火)以降は冬型の気圧配置が強まり、日本海側の広い範囲で雪が降るでしょう。等圧線の間隔が狭く風も強まる見込みで、北日本の日本海側を中心に暴風雪や高波に警戒が必要となる見通しです。
また、今回は強い寒気が西日本まで南下し、九州北部なども大雪となる恐れが出ています。
24日(水)の上空5500m付近の寒気の様子を見ると、雪の目安となる-30℃以下の寒気が紀伊半島や四国、九州北部まで流れ込む見込みで、大雪の目安となる-36℃以下の寒気が北日本や東日本、山陰を覆う予想となっています。
日本海側では発達した雪雲が次々と流れ込んでくる可能性があり、北陸も24日(水)前後は警報級の大雪となりそうです。地震で損傷を受けた家屋は、積雪の重みで倒壊する恐れもあります。引き続き危険な場所には近付かないようにしてください。
25日(木)は徐々に冬型の気圧配置が緩み、太平洋側を中心に日差しが戻るでしょう。ただ、寒気の影響は残る見込みで、25日(木)の最高気温は名古屋や大阪で7℃、東京で9℃など平年より低い状態が続く予想です。
26日(金)には少し寒さが和らぎ、太平洋側では日差しの温もりを感じられるでしょう。27日(土)~28日(日)は、気圧の谷の影響で全国的に雲が多くなります。暖気が入るため気温は全国的に平年より高くなる予想で、積雪の多い地域では雪崩に注意が必要となるでしょう。
今週は比較的気温の変化が大きく、週の中頃は凍えるような寒さとなる見込みです。体調管理を万全にし、避難所で生活をされている方は低体温症に十分注意をしてください。
(気象予報士:まりー)