北陸から北の日本海側中心に雪や雨、気温の変化にも注意

◆今週の天気のポイント
・北陸は雨や雪の降る日が多く、土砂災害や積雪による家屋の倒壊に注意
・気温の変化が大きいため体調管理に注意

三連休最終日の8日(月・成人の日)は、冬型の気圧配置は次第に緩みますが、平地で雪になる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気が四国から関東の南まで流れ込む見込みです。日本海側では午前を中心に強い雪の降る所が多く、大雪による交通障害などに注意が必要です。先日の地震で大きな揺れのあった北陸でも雪が降り、積雪により家屋が倒壊する可能性もあるため、危険な場所には近づかないようにしてください。
一方、太平洋側では晴れる所が多いでしょう。

↓8日(月)9時の上空1500m付近の気温の予想↓

平地で雪の目安の寒気が四国から関東の南に流れ込む

連休明けの9日(火)~10日(水)は、低気圧や前線が日本海と日本の南を進む見込みです。このため、西から次第に天気は下り坂に向かい、西日本や東日本の太平洋側でも雨が降るでしょう。沿岸部を中心に風も強まり、荒れた天気となる可能性もあるため最新の情報を確認してください。地震で地盤の緩んでいる北陸では、雨脚の強まりにより新たな土砂災害が発生する可能性もあるため、十分な注意が必要です。

↓10日(水)12時の雨雲の予想↓

沿岸部を中心に雨脚が強まる

11日(木)は晴れ間のでる所が多くなりますが、12日(金)は前線を伴った低気圧が北日本を通過するため、北陸や北日本では雨や雪の降る所が多くなるでしょう。前線が通過する際は、雨や雪の降り方が強まるため注意が必要です。
週末の13日(土)は、北日本中心の冬型の気圧配置になるため、北陸から北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。車を運転される方は、路面状況の変化に注意してください。一方、太平洋側は晴れる所が多い見込みです。

↓13日(土)9時の予想気圧配置↓

北日本中心の冬型の気圧配置

この先一週間は、北陸では雨や雪の降りやすい日が続く見込みです。復旧作業をされる際は、最新の気象情報を確認し、危険な場所には近づかないように注意してください。

寒気の影響で8日(月・成人の日)の気温は、平年より低い所が多いでしょう。金沢では朝は0℃まで気温が下がり、日中も4℃までしか上がらない見込みです。地震の影響で避難生活をされている方は、体温を奪われると低体温症になるリスクが高くなるため、重ね着をするなど少しでも暖かくなるような工夫をしてお過ごしください。9日(火)以降は平年より気温が高くなる所が多いですが、10日(水)は東京では7℃までしか気温が上がらず、冷たい雨でより一層寒く感じられる見込みです。
この先一週間は、気温の変化が大きくなるため、体調管理に注意をしてお過ごしください。

(気象予報士:むーらん)

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