危険な暑さに厳重警戒!南西諸島は台風5号の動きに注意を

◆今週の天気のポイント
・気温が極めて高く、危険な暑さの日が続く。万全な熱中症対策を。
・台風5号が週の半ばに沖縄・先島諸島に接近の恐れ。最新の情報で確認を。
・山沿い中心に局地的な雷雨に注意。

今週は気温がかなり高めに推移する見込みです。気象庁からは、東北の日本海側を除く各地方に、高温に関する早期天候情報が発表されています。特に7月26日(水)または28日(金)頃からは、顕著な高温に厳重な警戒が必要です。

出典:気象庁

熱中症の危険性が極めて高い気象状況になる見込みです。気象庁と環境省が発表する熱中症警戒アラートを注視してください。発表された場合はできる限り外出を控え、無理な運動は中止し、室内でも昼夜問わず涼しい環境を作るようにしてください。

高温に関する早期天候情報とは?
10年に1度程度しか起きないような著しい高温になる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかける情報

また、熱中症警戒アラートが発表されていなくても、喉が渇く前からの水分補給、帽子・サングラスを活用した涼しい環境作り、涼しい服装などを心がけるようにしてください。

猛暑日・熱帯夜続く

もしも熱中症の疑いで体調の異変を感じた人がいたら、涼しい場所に移動して体を冷やして安静にし、水分や塩分の補給をしましょう。それでもよくならなければ、救急車を呼び直ちに病院へ連れて行ってください。

よくならなければ、直ちに病院へ

周囲の人と声を掛け合って、熱中症に気を付けていきましょう。特に高齢者や小さなお子様は熱中症にかかりやすい傾向にあります。また、私たち人間だけでなく、ペットや家畜などの管理にも十分な注意が必要です。

今週は太平洋高気圧の本州付近の張り出しが強く、東北から九州にかけて晴れる日が多くなる見込みです。まだ梅雨明けしていない九州北部も今週中に梅雨明けする可能性があるでしょう。ただし、午後には山沿いを中心に局地的な雨や雷雨がある日もあり、ザッと強く降ることもありそうなので注意してください。

↓24日(月)~29日(土)の予想気圧配置↓

晴れて暑い日が続く

一方、気圧の谷の影響を受ける北海道は雲が広がりやすく、雨の降る日もある見込みです。暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、大雨になる恐れもありますので今後の情報に注意してください。

そして、沖縄や奄美では、台風5号の今後の動きに注意が必要です。フィリピンの東にある台風5号は、24日(月)にかけてゆっくりと西寄りに進んだあと進路を北寄りに変え、非常に強い勢力となり26日(水)~27日(木)に沖縄・先島諸島付近を進む可能性があります。

南西諸島は荒天の恐れ

沖縄や奄美の海上はうねりを伴い波が高くなり、次第に大しけとなるでしょう。26日(水)~27日(木)は、台風の進路次第では、高波だけでなく大雨や暴風にも見舞われる恐れがあります。また、台風から遠く離れた海上でもうねりが届く海域もあるため急に砕ける高波に注意が必要です。夏休みで海のレジャーを計画されていらっしゃる方も多いと思いますが、最新の台風情報を確認し、無理のない行動を心がけましょう。特に沖縄方面に外出を予定されている方は、交通機関の影響なども考慮して計画の変更なども念頭に置くようにしてください。

(気象予報士:ふぅ)

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